コンサートや興行チケットのトラブル事例とワンポイントアドバイス
事例
【1】公式サイトだと思ってチケットを申し込んだら転売仲介サイトだった
ラグビーワールドカップのチケットを購入しようと検索し、1番上に表記されたサイトを公式サイトだと思ってチケットを申し込みクレジットカードで決済した。手数料や送料が高額だったので解約しようとしたが解約できない。公式サイトによると、転売仲介サイトで購入したものは無効と記載されている。支払いたくないが、転売仲介サイトは海外のサイトのようなので交渉もできない。
【2】SNSでライブチケットを譲ってもらう約束をしたが、電子チケットの名義が変更されず騙された
どうしても行きたかったライブツアーだったので、SNSでチケットを譲るという人を見つけて連絡を取り2人分7万円を個人名義の口座に振り込んだ。その後、QRコードのスクリーンショットだけが送られてきた。名義変更のことが心配になり、キャンセルしたいと言ったら、購入後のキャンセル不可だと返事が来た。結局スクリーンショットでは入場できず騙された。
【3】 野外イベントが雨天中止になったが返金されない
オークションサイトでチケットを購入したが、野外イベントが雨天中止になってしまった。主催者に返金を求めたが応じてもらえなかった。個人間の取引は、両者で払い戻しなどの取り決めをしていないことが多く、チケット売買後に連絡が取れなくなって返金されない。
購入前のチェックポイント
◆正規のルートで買いましょう
◆チケットの価格やキャンセルに関する情報を確認しましょう
◆チケットの転売条件に関する情報を確認しましょう
売りたい人の疑問
Q.急用などで行けなくなったチケットを正しく転売するには?
A.事前に興行主の同意を得て解説されている正規(公式)のリセールサイトを利用して定価で販売しましょう。
Q.チケットを転売するだけで、理由を問わず罪になるの?
A.不正転売のつもりはなくても、何度も繰り返し定価を超えた価格で転売する(もしくはその意思をもっている)のであれば罪に問われる場合があります。
買いたい人の疑問
Q.高額で転売されているチケットは、買うだけで罪になるの?
A.転売目的の場合は処罰されます。不正なチケットと知りながら買えば、別の罪(盗品など有償譲受罪など)に問われる場合があります。また、さまざまなトラブルに巻き込まれる危険があります。
Q.転売されているチケットを安心して購入するには?
A.正規(公式)のリセールサイトを利用しましょう。高額なものは警戒し、手数料や補償など利用規約を細かく確認しましょう。
*正規(公式)のリセールサイトとは
何らかの事情でイベントに行けなくなった人が、特定の第三者にチケットを「定価」で販売することができるオンラインサービスです。興行主の同意を得た利用方法や規約が明確なサイトなので、売りたい人も買いたい人も安心して利用することができます。
トラブルになった場合の相談窓口
消費者ホットライン 188(いやや:全国共通)
※アナウンスに従って、操作してください。最寄りの相談窓口をご案内します。
岐阜市消費生活センター (岐阜市にお住まいまたはお勤めの方)
相談専用電話 058-268-1616