情報商材に関するトラブル

ネットで「1日数分の作業で1ケ月100万円稼ぐ方法」「投資であなたの1万円が100万円に!!」といったバナー広告をご覧になったことはありませんか。

副業・投資やギャンブルなどで高収入を得るためのノウハウとして、主にネット通販で販売される情報のことを『情報商材』といいます。
情報商材は、PDF形式などの電子データで取引されることが多く、パソコンやスマホを使ってダウンロードや閲覧することができます。事業者によっては、動画やメールマガジン、アプリで配信したり、冊子やDVDに加工して契約者に送付したりする場合もあります。

数年前から全国的に情報商材に関するご相談が増え、岐阜市消費生活センターにも今年度すでに33件の相談が入っています。
主に「高収入を得る方法を教えると強調された広告を見て連絡したところ、高額な契約をすれば、副業や投資で儲けることができるノウハウを教えると勧誘されたが、実際には説明と異なり儲からない」という苦情が寄せられています。

相談内容

①30代男性

儲かる仕事を求めて登録したメールマガジンで紹介されたサイトに興味を持った。
メールアドレスを登録すると、儲かる仕組みの説明動画が複数回メールで届いた。内容は仮想通貨の運用で、アプリに入金すると自動的に運用され儲けが出るというものだ。預けた資金が半年で30倍になるという説明だったので、確実に儲かる話だと思い、10万円をクレジット決済した。決済直後、サイトから「50万円コースに参加する権利を得た」「一瞬にして資産を数百倍から数千倍。先着10名」というメールが届き、チャンスだと思い、続けて50万円をクレジットカードの分割払いで決済した。
ところが、サイトからアプリが届かず、メールで催促しても返信はない。電話もつながらず連絡が取れない。サービスの提供がないので返金してほしい。

②50代女性

生涯にわたり、毎日1万円が振り込まれるプロジェクトがあるとSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)で知った。このプロジェクトに参加すると、私にかわりT氏が生涯にわたって毎日1万円を振り込むというものだ。約束通りに振り込まれなかったら、全額返金すると約束している。返金されるならとプロジェクトに参加した。その後確実に儲けるためにと高額なプロジェクトを次々勧められ、クレジットカードと現金で170万円支払った。1か月経っても約束のお金が振り込まれない。連絡しても振込みを引き伸ばされるだけだ、困った。

事例からみる問題点

1.簡単に高収入を得られると強調する広告や宣伝

広告では、大金を得られることや簡単な作業であることを強調したり、ビジネスで成功したと自称する カリスマ が広告塔として登場したり、料金について明確に記載していない広告もみられます。

 2.次々と契約をさせる、強引な勧誘

近年みられる手口では、はじめから高額契約を勧誘するのではなく、無料や少額の情報商材を販売してから、高額契約を勧誘する事例が増えています。

3.高額なクレジット契約をさせる

お金がないと断わろうとしても、何枚ものクレジットカードで決済を小分けにするケースや、リボ払いで決済させるケースの他、借金の方法を指南するケールまであります。

 4.広告や説明と異なる。もうからない、サポートや返金保証もない

広告を信じて高額契約を勧誘したのに、情報商材の内容が一般的で価値がなかったり、簡単に稼げる内容ではないという苦情がみられます。
また、契約上にコンサルティングやサポート保証、返金保証があると説明されたのに、事前に説明されたサポートがない、問い合わせても対応してくれないケース、説明されていない条件を理由に返金保証に応じないケースもあります。

少しでも家計の足しにしたいと副業を考える人は、年々増加傾向にあり、今後も情報商材のトラブルに巻き込まれる危険があります。
岐阜市消費生活センターに寄せられる相談では、情報商材でトラブルを経験したのに、再び情報商材を購入し、繰り返し同じような被害に遭っている相談者もおられます。
インターネット上には、情報相座に関する様々な情報が、ブログやSNS(LINE、Facebook、mixi など)への投稿、写真や動画の共有サイト・アプリなどに掲載されていますが、情報のウソ・ホントを見分けることが難しい場合があります。

情報商材のトラブルを未然に防止するために、以下の注意点やアドバイス

1.情報商材は、契約前に中身を確かめることができないので、怪しいと思ったら連絡しない。

相談事例をみると、実際は価値のない情報が高額で販売されているようです。購入するまで内容が確かめられないので、トラブルが絶えません。

 2.高額な契約を勧誘されたり、話が違うと思ったら、きっぱりと断る。

具体的な仕組みに関する説明が不足していた、内容が理解できなかった、説明に納得できない部分があったなど、事業者の説明に不安がある場合はすぐに契約しないでください。

 3.クレジットカードで高額決済や借金をしてまで契約しない。

事業者の「100%元が取れる」「返金保証がある」「儲かるまでサポートする」などの説明は守られない事例が多くみられます。安易に信用しないように注意しましょう。

不安に思った場合やトラブルになった場合は消費生活センターに相談しましょう。
契約の取り消しやクーリングオフができる場合もありますので、情報商材に関する契約について不安に思った場合やトラブルになった場合は、早めに消費生活センターにご相談ください。

※消費者庁から「スマホをタップするだけでお金が稼げる」などとうたい、高額な情報商材を勧める事業者に関する注意喚起情報が出されています。
くわしくはこちら

トラブルになった場合の相談窓口

消費者ホットライン 188(いやや:全国共通)

※アナウンスに従って、操作してください。最寄りの相談窓口をご案内します。

岐阜市消費生活センター (岐阜市にお住まいまたはお勤めの方)

相談専用電話  058-268-1616