岐阜のイクメンコラム

イクメンの育児日記。いろいろなパパの意見を聞いてみよう!

2012年10月02日 イクメンコラム第3回~本当の「イクメン」~

こんにちは、シバタシュンです。

 先日まで連日真夏日が続いていたのに、急に寒くなりましたね。でも、私はまだ半袖です。

 最近、イクメンというのがブームから、ごく普通のこととして定着してきました。ベビーカーを押したり、抱っこ紐で小さな子供を抱っこしながら歩くお父さんが、ごく普通の景色になってきました。
 10年前、妻に頼んで私のサイズのスリングを作ってもらい、娘をスリングに入れて歩いていたときは、かなり珍しがられ、親の世代からは遠まわしに「みっともないから止めて欲しい」的なことも言われたりしていました。それが、最近はみっともないどころか、どちらかというとカッコイイと思われるようになってきたのは、うれしい限りです。

 「イクメン」という言葉の普及には(私も会員になっている)NPO法人ファザ・リングジャパンが大きく貢献しました。5年前に設立されたファザ・リングジャパンは、各地でイクメン講座やイベントを開催したりしながら、男性が育児に積極的に関わることを説いてきました。
 内閣府など国の機関でも男性の育児参加を推進する活動を支援するようになり、イクメンブームが起こり、最近はブームから当たり前の姿になってきました。

 ところが、実は最近ファザ・リングジャパンではあまり「イクメン」という言葉を使わなくなってきました。私自身も同じ理由で、あまり「イクメン」という言葉を使わないようにしています。

 数年前までの目標は、とにかく、お父さんが育児をするということを認識してもらうことで、多少歪んだイメージであっても、まずは参加してもらうことを勧めていました。
 でも、本当の目標は、お父さんとお母さんが助けあい、少しでも楽しく子育てをしながら自分たちも楽しく人生を送ることです。お母さんだけに偏っていた家庭の負担を分担することです。それが、行き過ぎたイクメンブームでは、目立つ部分の育児を、お父さんがいいとこ取りするようなことにもつながってしまうようになりました。
 
 それは、本当に大変な部分は相変わらずお母さんが行って、それについては以前と変わらず評価は低く、逆にファッションとしてのイクメンを演じているお父さんは、偉い偉いと褒められる。。。お母さんにとって、以前よりも腹立たしい状況にもなりかねません。

 年功序列や終身雇用が崩壊し、父親だけで十分に稼ぐことができない時代になって来ました。父親は外で働いて稼ぎ、母親が家のことを全て行う、昔ながらの固定された性役割が、いろいろな意味で維持できなくなってきています。家族のカタチも大きく変わらなければいけない時代になったのです。

 そういう意味で、育児に少し参加するという見せかけの「イクメン」ではなく、新しい父親の役割を考え、笑いながら父親業を楽しんでいる人が増えてゆくことを願っています。